タケノコ系 ガレアンドラを育てる 未分類 2023.11.222023.12.05 レアなタケノコ系 ガレアンドラ ガレアンドラ属は熱帯アメリカに約25種が生育するというランの仲間。唇弁が筒状になり、花はつり下げられるように咲く。園芸種の持つ華やかさはないが、愛蘭家の中で栽培される珍しい種。分布はコロンビア、ボリビア、ペルー、フランス領ギニア、ブラジル北部の標高800~1200mに自生する。ここで紹介するガレアンドラはシュミッディ( Galeandra schmidtii)といい、新たに発見されたガレアンドラである!株に対し花は大きめ、淡黄色系のリップでコントラストも良い。落葉種。希少。なんと独特で独創的で個性的な花だろう。 探し求めたガレアンドラ。その出会いは2022年1月のサンシャインシティで開催された世界らん展。BELA VISTA ORCHIDさんブースでいくつかのガレアンドラを目にした。このガレアンドラシュミッディは新たに発見された品種とのことで迷わず連れ帰ることにしました。 自宅へ連れ帰った苗 バルブ 100mm 全長 200mm 太さ 8mm 用土 水苔長いこと蘭と暮らしてきたけど全く未知の品種で、育て方は全くわからない。 購入の際、対応いただいた方からは、『ボート置き場の柵のところに自生している』と教えてくれた。また、『少々気難しく、栽培しにくい。特に、落葉し休眠状態の冬季の管理がポイントになるとのこと。完全に水を切ってカラカラの状態ではバルブに皺がより、かと言って水を遣り過ぎるとバルブが腐る。「幻の蘭」とも言わるようです。 さほど時間もかからずに先端から花茎が姿を見せた。 なんとも育て方がわからない・・・見た感じは細身のタケノコ系だけ、果たして栽培の仕方も同様なのか?ネット検索に明け暮れた。Youtubeで見るその姿は、雄に30cmを超えているバルブに数多くの花。また、ガレアンドラの生息地の動画もアップされている。題名:Galeandra santarenensis no habitat解説には『Galeandras santarenensis no habitat, estas plantas encontrei em 2013, plantas jovens, que eu ao voltar lá no próximo ano, muitas não sobreviveram, mas tem varias ainda.』とある。翻訳すると・・・題名:『ガレアンドラ・サンタレネンシスは生きていない』解説:『生息地のガレアンドラ・サンタレネンシス、2013年に見つけたこれらの植物は若い植物で、翌年そこに戻ったときには多くは生き残っていませんでしたが、まだいくつかあります。』これは自然界での生存し続けることが厳しいということ意味しているのか。 花茎の蕾が形作られてきた。シケないか心配になる・・・ 蕾の成長。3輪確認!頭が垂れてきた もはや蕾とは思えないそれは、エイリアンの船を連想する。テラへ(地球へ)というアニメ映画があったが、それに登場する宇宙船を思い出した。 蕾の展開 咲いた!いままで数多くの花と出会ったが、この花の容姿はとても斬新でエキサイティングで探究心をくすぐる。 枯らす訳にはいかない。なんとしても安定して育てられる方法を構築しなければならない! ネット環境の急速な発展により多くの情報を手に入れることができる時代となったが、そんな中でも十分な情報を得ることができないガレアンドラ。得られた情報も各サイトで共通の内容であることがわかった。今回は苗の入手から開花までの記録をまとめたが、開花が終わってから新芽が展開する内容は次の機会とする。
コメント